0-0.プレクシャ瞑想の技法と効用

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※本ブログはseesaaブログで公開してきたものに修正をかけたものです



0.プレクシャ瞑想教室のねらい

A.プレクシャ瞑想の基本技法


 プレクシャ瞑想には入門・基本6技法+1技法に、それに付随する様々な技法、技法と技法の連結などがあります。本プレクシャ瞑想教室では、入門・基本6技法(①~⑥)+1技法(⑦)、入門・基本技法の連結やその他基本技法について言及していきます。
※これは全く個人的な感覚ですが、①~④を入門、⑤⑥を基本と福元は認識しています。
」プレクシャ瞑想基本7技法.jpg


①カヨーウッサグ~身体の完全リラクゼーション~
 深い瞑想に必要不可欠な『不動』の状態を維持するために、身体を完全にリラックスさせます。
 体中を順次意識していくことで、全身の生命エネルギーの流れが良くなり、免疫力や自然治癒力が高まります。
身体が深いレベルで完全にリラックスると、肉体感が喪失して意識(魂)と肉体が分離したような感じになります。

②アンタルヤートラ~内なる旅~
 尾骶骨から頭頂部まで脊髄に沿って通っている生命エネルギーの主要通路=スシュムナ・ナディーを、呼吸とともに意識を動かしながら知覚します。
自律神経がととのい中枢神経が強化されます。

③シュヴァーサ・プレクシャ~呼吸の知覚~
 生命そのものである呼吸を知覚します。
心身が安定し、免疫力・集中力・記憶力が高まります。

④シャリーラ・プレクシャ~身体の知覚~
 全身の生命エネルギーの流れが良くなり、自然治癒力が高まります。
身体の絶妙で精緻な働き、見えないレベルの神秘を解き明かします。
自分自身を識るための大切なプロセスです。

⑤チャイタニヤ・ケンドラ・プレクシャ~霊的中心点の知覚~
 ケンドラとはcentre「中心」の意味で、ヨガ等でいうチャクラに相応します。これら(主要8ケンドラ、副次的5ケンドラ)を知覚します。
 内分泌系・ホルモンのバランスが取れて、感情のコントロールができるようになります。
内分泌系は人格と関連しているので、人格の向上に大きな役割を果たします。

⑥レーシャ・ディヤーナ~霊的色彩光の知覚~
いわゆるカラー瞑想で、ケンドラ(チャクラ)に関連する色を知覚して、心や態度、行動やクセ、習癖等を改善します。

⑦アヌ・プレクシャ~沈思黙考と自己暗示~
 アヌは「繰り返し」や「繰り返し考察する」という意味で、自己暗示法と沈思黙考法の技法があります。
 自己暗示法では人格全体の開発や発展を促すことができ、平常心や幸福感をもたらします。
 沈思黙考法では脳をトレーニングし開発します。


B.プレクシャ瞑想の効用

 それぞれ共通した効用もありますし、その技法ならではの効用もあります。
ここでは、全般的に言える効用について、『勝利者の瞑想法』(坂本知忠著 日貿出版社)に載っている第6回プレクシャ瞑想キャンプ講演にある4項目を参照してザっと触れておきます。

<肉体面>
●細胞が活力を取り戻すのを助ける
●消化促進
●呼吸効率を高める
●血液循環を良好にして血液の質を高める
<精神面>
●重態の様々な心因性の不調を改善する
●喫煙、飲酒など中毒性の悪習慣を断ち切る
<感情面>
●神経系と内分泌系の働きの調和がとれる
●心のゆがみがコントロールされ正される
<霊的な面>
●神経内分泌物の適切な合成により血液の化学的性質が良好に保たれ身体内部のバイブレーションが感情に動かされないようになるので、心をコントロールする力が得られて外因の影響を受けなくなる

ご自身でも練習を積み重ねて確かめてみてください。


※本ブログはプレクシャ瞑想を実践するためのブログなので、哲学や歴史を中心にもっと知りたい方は以下書籍等を参照したり坂本師指導のクラスや合宿などにご参加ください。
ジャイナ教の瞑想法―6つの知覚瞑想法の理論と実践 - 坂本 知忠



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