〈P.M.Sum12〉第10講:第7技法—アヌ・プレークシャー



Contents

1.技法の概要
2.技法の恩恵
3.やり方
4.インフォメーション



1.アヌプレークシャーの概要

 アヌプレークシャーは英訳だと、contemplation、つまり『熟考』『沈思』『黙考』『瞑想』という意味です。プレクシャ瞑想の技法としては
●沈思黙考
●繰り返しによる自己暗示
の2種類があり、個別にやることもあれば2種類ともやることもあります。

 第6技法までは知覚から得られるバイブレーションによって真実とそうでないものの識別をし深めていきます。そしてこの第7技法アヌプレクシャでは、知覚によって深められた真実について静かに論理的に熟考します。このように沈思黙考における思考のプロセスに意識を集中させたとき、それは瞑想になります。沈思黙考のテーマとしては『無常について』などがあります。
 また、真実に近づくために良い言葉や思考を繰り返し声に出したり繰り返し心の中で唱えたりして潜在意識に定着させ、不純なものを根本から取り除くやり方が繰り返しによる自己暗示です。特定のケーンドラに特定の色を思い浮かべながら「私は無執着になっている」とか「私は生きとし生けるものと仲良くなっている」などといった言葉を繰り返し声に出したり心の中で唱えたりします。



2.アヌプレークシャーの恩恵

●健康になる

 免疫力が高まったり痛みの緩和を助けたりします。

●人格向上

 潜在意識が改善されることで徳のある言動に変容していったり積極性が高まったりします。

●悟りに近づく

 真理の理解が深まり物質重視の生き方から霊的な生き方他へシフトしていく。


3.アヌプレークシャーのやり方

①座法・開始のドゥワニ

 マハープラーナドゥワニ(蜂の羽音)を9回唱える

②カヨーッツァルグ

 体の各部位に意識を向けて、順次「リラ~ックス」
「リラ~ックス」「リラ~ックス」と心の中で自己暗示をかけていく

③シュワーサ・プレークシャー

 深い呼吸に伴うバイブレーションを知覚する

④アヌプレークシャー

 例)物事の無常について論理的に考え抜く。たとえば、住んでいる家の無常(一定ではなく常に変化していること)や今着ているシャツに関する無常(シャツが作られる工程やそのシャツが摩耗していくこと、摩耗したその先のことなど)を論理的に考え抜き、世が無常であることを結論付けていく。

⑤終わりのドゥワニ

 マハープラーナドゥワニ(蜂の羽音)を9回唱える


4.インフォメーション

●技法実践例

第12講ー4ステップ瞑想でご紹介します

●もっと学びたい

オンライン講座—プレークシャー瞑想基本12講を受講してみてください
オンライン講座—プレークシャー瞑想発展12講を受講してみてください



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